今回の出典
出典先:台湾Yahoo!:健康2.0「喝咖啡反而會更累!改吃2食物提神醒腦 醫:過度依賴咖啡因,恐是1健康警訊」より
2024年1月28日 週日 上午9:00
出典先:台湾Yahoo!:健康2.0「喝咖啡反而會更累!改吃2食物提神醒腦 醫:過度依賴咖啡因,恐是1健康警訊」より |
<解説>
今回は、台湾Yahoo!の健康記事です。
日本でも健康関連の記事はいろいろとありますが、台湾のこうした記事は、日本の記事よりもやや専門的なことが書いてある印象を受けます。
「精神」「摂取量」「適量」など、漢字で日本語と同じ言葉もあるのですが、こうしたものは読みが全然違っているものが多く、注意が必要です。
しかし、中国語の場合は基本的に一つの漢字に対して読み方は一つです。
なので一度字の読みを覚えてしまうと、楽です。
日本語の場合は、音読み、訓読み、例外読みと、漢字に対する読み方が複数あるので、それが外国人の方にとっては厄介だという話を聞いたことがあります。
むしろ中国語の場合の方が、そうした複数の読みがないので慣れてくれば楽なのです。
コーヒーについては、台湾のドリンク屋台でも、朝食屋台でもあり、台湾人もコーヒーはよく飲みます。
実は気候的に台湾でもコーヒーが栽培されており、良質のコーヒーの産地でもあります。
筆者は、昔はコーヒーの効用があまりわからない人間で、夜寝る前にコーヒーを飲んでも平気で寝られました。
ところが、最近は朝は特にコーヒーを飲まないと目が覚めません。
この記事を読んでいると、慢性疲労とか書いてあり、それなのか?とも思うわけです。
が、単に老化してきているだけなのかもしれません。
このブログ、しばらくいろいろと多忙で書けませんでした。
今年はいろいろとやることがあり、頻度は少なくなると思いますが、台湾華語の教材はご存じのように日本では極めて少ないので、書いてほしいとの要望もあり、暇を見ながら書こうと思います。
よろしくお願いします。
<大意訳・全文>
(タイトル)
コーヒーを飲んでもさらに疲れる!脳を覚醒させる二つの食品を代わりに食べよう。医師:カフェイン依存は健康面での警告
毎日一杯のコーヒーを飲み干して、あなたは体中元気になっていますか?コーヒーは頭をすっきりさせる以外、重大なマイナス作用を及ぼす可能性がありますが、コーヒーを飲むことがどのうして体の健康に影響を与えるのでしょう?コーヒーのいいところはなんでしょう?もしコーヒーを飲む習慣をやめるならば、代わりの方法はあるのでしょうか?医師は過度にコーヒーに依存する人は、慢性疲労の可能性があると言います。
コーヒーを飲むとどうして頭が冴えるのか?
家庭医学科医師の陳君琳は、ソーシャルメディアの動画で次のように述べています。コーヒーを飲んで目が覚めるのは、主に含まれているカフェインによるものです。カフェインは一種の中枢神経興奮剤で、神経を解放させて興奮を促す伝達物質です。ドーパミンやアドレナリンと似ています。ドーパミンは私たちに活力を与え愉快にさせますし、アドレナリンは集中力を補助し疲労感を軽減します。
カフェインの過剰摂取が体に与える影響
陳君琳先生の説明によると、2014年にアメリカで一人の若者がカフェインの過剰摂取で死亡し、カフェインの毒性が科学者たちに議論されました。過剰な量のカフェインは、不安や不眠、さらには心拍の亢進を引き起こし、ひどい場合には血圧と心拍が変化し、死亡する恐れがあります。カフェインの摂取量は一日に400ミリグラムを超えないことが推奨されていて、10~14グラムのカフェインを摂取すれば簡単に命が危険な状態になります。ただしだいたいマグカップで70から80杯程度のコーヒーを飲まねばこうした量には達しません。一般的にはこうした状況が発生するカフェイン量をもつのは、スポーツでの補給に使われる濃縮カフェイン粉末くらいのものです。
しかし適量でコーヒーを飲むことは体にいい面もあります。長期にわたる研究でわかっているのは、よくコーヒーを飲む人は、Ⅱ型糖尿病の発生する可能性が比較的低いということです。毎日一杯のコーヒーを飲むことで、発生リスクは8%低下します。毎日6杯のコーヒーを飲んだ場合、リスクは30%低下するのです。適度のカフェイン接種は健康にプラスの影響を与え、新陳代謝促進、ガンの予防、老化防止などはどれもいい作用です。
ただしコーヒーを飲むべきでない人もいると陳君琳先生は言います。高血圧の人、妊婦の方はカフェインの接種は特別に気を付ける必要があります。もし摂りすぎると血圧が上がりすぎるからです。
コーヒー以外に、頭をすっきりさせる食品や飲み物はないのでしょうか?
陳君琳先生は、もしコーヒーを控えたいが、頭を覚醒させる必要がある場合は、次のような食品を参考にしてください、と提言します。
1,チキンエキス
チキンエキスの作用はカフェインとは異なります。主に吸収しやすいたんぱく質であり、体が頭を覚醒させる神経伝達物質(ドーパミン、アドレナリン)を作るのを助けるとともに、体の修復に役立ちます。
2,にんじん
人参は一般的にはアダプトゲンと呼ばれ、体を環境に適応させるハーブです。なのでもし疲れを感じるならば、人参を食べるとストレスを調整し、頭の働きを高める効果があります。
3,覚醒ドリンク
しかしカフェインに敏感な方の場合は、覚醒ドリンクにも敏感です。なぜならドリンク剤の覚醒成分はカフェインだからです。また大量のビタミンBが含まれていて、ビタミンBを補充することで私たちの体のミトコンドリアの働きも順調になります。マグネシウムのような電解質を入れたドリンク剤もあり、神経と筋肉の動きを助けます。その他、大量の糖分が含まれていますので、体力を高める効果が期待できます。ただし血糖値が上昇した後は、下がってくるときに疲労を感じ始める可能性があります。
陳君琳医師は、コーヒーと覚醒ドリンクを同時に飲む人は注意が必要だと忠告します。カフェインの総量を計算して、摂りすぎないように注意しましょう。
精神を維持するためコーヒーに依存すると、慢性疲労の問題が起こることも
陳君琳医師は次のように述べます。もしコーヒーを飲まなければ目が覚めないようならば、注意が必要です。なぜなら慢性疲労の可能性があるからです。慢性疲労については睡眠不足や、睡眠の質の低下、代謝に問題があったり、あるいはミトコンドリアの機能不全など多くの原因が考えられますので、医療検査を受けることで原因を突き止めることができます。
<原文引用・語彙注釈・大意訳>
セクション1
喝咖啡反而會更累!改吃2食物提神醒腦 醫:過度依賴咖啡因,恐是1健康警訊
每天不喝上一杯咖啡,你就渾身不對勁嗎?咖啡除了提神之外,有可能引起嚴重的負面反應,喝咖啡為什麼會影響身體健康?喝咖啡的好處?想戒掉喝咖啡的習慣,有沒有替代方案?醫師表示,過度依賴咖啡的人,有可能是慢性疲勞。
<語彙注釈>
提神醒腦Tíshén xǐng nǎo=頭がすっきりする 警訊jǐng xùn=警告 渾身Húnshēn=体中 對勁Duìjìn=満足する 戒掉Jiè diào=やめる
<大意訳>
(タイトル)
コーヒーを飲んでもさらに疲れる!脳を覚醒させる二つの食品を代わりに食べよう。医師:カフェイン依存は健康面での警告
毎日一杯のコーヒーを飲み干して、あなたは体中元気になっていますか?コーヒーは頭をすっきりさせる以外、重大なマイナス作用を及ぼす可能性がありますが、コーヒーを飲むことがどのうして体の健康に影響を与えるのでしょう?コーヒーのいいところはなんでしょう?もしコーヒーを飲む習慣をやめるならば、代わりの方法はあるのでしょうか?医師は過度にコーヒーに依存する人は、慢性疲労の可能性があると言います。
セクション2
喝咖啡為什麼可以提神?
家醫科醫師陳君琳Chénjūnlín在社群平台中的影片表示,喝咖啡會提神,主要是來自於其中的咖啡因,咖啡因是一種中樞神經的興奮劑,它可以促進神經釋放興奮性的神經傳導物質,像是多巴胺和腎上腺素。多巴胺會讓我們有動力覺得愉快,而腎上腺素可以幫助集中精神,減少疲倦感。
不過咖啡因是會被代謝的,當咖啡因被代謝掉的時候,會突然感覺到非常疲倦,因為這些睡意沒有真正不見,只是透過咖啡因去延緩它的作用而已。
<語彙注釈>
咖啡因Kāfēi yīn=カフェイン 中樞神經Zhōngshū shénjīng=中枢神経 興奮劑Xīngfèn jì=興奮剤 釋放Shìfàng=開放する 多巴胺Duōbā'àn=ドーパミン 腎上腺素Shènshàngxiàn sù=アドレナリン 疲倦感Píjuàn gǎn=倦怠感 代謝Dàixiè 睡意Shuìyì=眠気 延緩Yánhuǎn=遅くなる・鈍くなる
<大意訳>
コーヒーを飲むとどうして頭が冴えるのか?
家庭医学科医師の陳君琳は、ソーシャルメディアの動画で次のように述べています。コーヒーを飲んで目が覚めるのは、主に含まれているカフェインによるものです。カフェインは一種の中枢神経興奮剤で、神経を解放させて興奮を促す伝達物質です。ドーパミンやアドレナリンと似ています。ドーパミンは私たちに活力を与え愉快にさせますし、アドレナリンは集中力を補助し疲労感を軽減します。
セクション3
咖啡因過量對身體的影響
陳君琳醫師說明,2014年美國有一名年輕人因為咖啡因過量而死亡,因此咖啡因的毒性也被科學家列入討論,咖啡因過量容易讓人焦慮、失眠,甚至心跳變快,嚴重時恐引起血壓跟心跳的變化,恐導致死亡。咖啡因攝取量每日建議不超過400毫克,攝取10~14克的咖啡因容易有生命危險,但大約要喝到70~80個馬克杯的咖啡才有可能到達這個劑量,通常是作為運動補給品的咖啡因濃縮粉才有機會達到這樣子的劑量。
<語彙注釈>
列入討論Liè rù tǎolùn=議論される 焦慮Jiāolǜ=不安 攝取量Shèqǔ liàng 濃縮粉Nóngsuō fěn=濃縮粉末
<大意訳>
カフェインの過剰摂取が体に与える影響
陳君琳先生の説明によると、2014年にアメリカで一人の若者がカフェインの過剰摂取で死亡し、カフェインの毒性が科学者たちに議論されました。過剰な量のカフェインは、不安や不眠、さらには心拍の亢進を引き起こし、ひどい場合には血圧と心拍が変化し、死亡する恐れがあります。カフェインの摂取量は一日に400ミリグラムを超えないことが推奨されていて、10~14グラムのカフェインを摂取すれば簡単に命が危険な状態になります。ただしだいたいマグカップで70から80杯程度のコーヒーを飲まねばこうした量には達しません。一般的にはこうした状況が発生するカフェイン量をもつのは、スポーツでの補給に使われる濃縮カフェイン粉末くらいのものです。
セクション4
不過適量喝咖啡對身體有好處,有些長期的研究發現,常常喝咖啡的人,產生第二型糖尿病的機會比較低,每天喝一杯咖啡,風險會降低8%;每天喝6杯咖啡,風險會降低30%。適度攝取咖啡因對健康有正面影響,像是新陳代謝、癌症預防,甚至抗老化,都會有好處。
但是有些人不適合喝咖啡,陳君琳醫師表示,血壓高的人、孕婦要特別注意咖啡因攝取,如果過量攝取,可能會導致血壓過高。
除了咖啡,有哪些食物或飲品能幫助提神?
陳君琳醫師表示,如果想要戒掉喝咖啡,但是又需要提神的話,可以參考以下食物:
<語彙注釈>
適量Shìliàng 新陳代謝Xīnchéndàixiè 癌症Áizhèng=ガン 抗老化Kàng lǎohuà=老化防止 孕婦Yùnfù=妊婦
<大意訳>
しかし適量でコーヒーを飲むことは体にいい面もあります。長期にわたる研究でわかっているのは、よくコーヒーを飲む人は、Ⅱ型糖尿病の発生する可能性が比較的低いということです。毎日一杯のコーヒーを飲むことで、発生リスクは8%低下します。毎日6杯のコーヒーを飲んだ場合、リスクは30%低下するのです。適度のカフェイン接種は健康にプラスの影響を与え、新陳代謝促進、ガンの予防、老化防止などはどれもいい作用です。
ただしコーヒーを飲むべきでない人もいると陳君琳先生は言います。高血圧の人、妊婦の方はカフェインの接種は特別に気を付ける必要があります。もし摂りすぎると血圧が上がりすぎるからです。
コーヒー以外に、頭をすっきりさせる食品や飲み物はないのでしょうか?
陳君琳先生は、もしコーヒーを控えたいが、頭を覚醒させる必要がある場合は、次のような食品を参考にしてください、と提言します。
セクション5
1.雞精
雞精的作用原理跟咖啡因不太一樣,主要是好吸收的蛋白質,提供原料讓身體製造幫助提神的神經傳導物質(多巴胺、腎上腺素),也幫助組織修復。
2.人參
人參是俗稱的「適應原(Adaptogen)」,是幫助身體適應環境的草本植物。所以如果覺得疲憊,吃人參可以達到幫助壓力調適,有提升精神的功效。
3.提神飲料
不過如果是對咖啡因敏感的人,喝提神飲料也會一樣敏感,因為它的重要提神成分之一就是咖啡因。裡面也有大量的維生素B,當我們補充了維生素B,粒線體能量運作也會更順暢。而有些提神飲料也會加入一些電解質,像是鎂,來幫助神經跟肌肉的運作。另外,也含有大量的糖分,會有幫助提升體力的效果。但是當血糖上升之後,下降的過程中,可能又會開始覺得疲累。
<語彙注釈>
吸收Xīshōu 蛋白質Dànbáizhí 修復Xiūfù
俗稱Súchēng=一般的に言われる 適應原Shìyìng yuán 草本植物Cǎoběn zhíwù=ハーブ 疲憊Píbèi=疲弊する
敏感Mǐngǎn 維生素BWéishēngsù B=ビタミンB 粒線體Lì xiàn tǐ=ミトコンドリア 順暢Shùnchàng=順調 鎂Měi=マグネシウム 肌肉Jīròu=筋肉 含有Hányǒu
1,チキンエキス
チキンエキスの作用はカフェインとは異なります。主に吸収しやすいたんぱく質であり、体が頭を覚醒させる神経伝達物質(ドーパミン、アドレナリン)を作るのを助けるとともに、体の修復に役立ちます。
2,にんじん
人参は一般的にはアダプトゲンと呼ばれ、体を環境に適応させるハーブです。なのでもし疲れを感じるならば、人参を食べるとストレスを調整し、頭の働きを高める効果があります。
3,覚醒ドリンク
しかしカフェインに敏感な方の場合は、覚醒ドリンクにも敏感です。なぜならドリンク剤の覚醒成分はカフェインだからです。また大量のビタミンBが含まれていて、ビタミンBを補充することで私たちの体のミトコンドリアの働きも順調になります。マグネシウムのような電解質を入れたドリンク剤もあり、神経と筋肉の動きを助けます。その他、大量の糖分が含まれていますので、体力を高める効果が期待できます。ただし血糖値が上昇した後は、下がってくるときに疲労を感じ始める可能性があります。
セクション6
陳君琳醫師提醒,同時喝咖啡又喝提神飲料的人要留意,記得要把咖啡因含量加總在一起,才不會過量。
依賴咖啡保持精神,可能有慢性疲勞問題
陳君琳醫師表示,如果你需要咖啡,才能夠覺得醒著的話,需要留意,因為可能是慢性疲勞。至於慢性疲勞的原因有很多,像是睡眠不足、睡眠品質不佳、代謝問題,或是粒線體功能失衡,可以就醫檢查找出問題的根源。
<語彙注釈>
加總在一起Jiā zǒng zài yīqǐ=全部合計する 慢性疲勞Mànxìng píláo 失衡Shīhéng=不安定 根源Gēnyuán=根本原因
<大意訳>
陳君琳医師は、コーヒーと覚醒ドリンクを同時に飲む人は注意が必要だと忠告します。カフェインの総量を計算して、摂りすぎないように注意しましょう。
精神を維持するためコーヒーに依存すると、慢性疲労の問題が起こることも
陳君琳医師は次のように述べます。もしコーヒーを飲まなければ目が覚めないようならば、注意が必要です。なぜなら慢性疲労の可能性があるからです。慢性疲労については睡眠不足や、睡眠の質の低下、代謝に問題があったり、あるいはミトコンドリアの機能不全など多くの原因が考えられますので、医療検査を受けることで原因を突き止めることができます。
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