今回の題材
出典先:日本貨幣政策將轉向?日圓一度升破143 專家教戰換匯策略より |
出典先:日本貨幣政策將轉向?日圓一度升破143 專家教戰換匯策略へのリンクはここから
<解説>
今回は典型的な経済記事です。
まず、台湾華語、中国語学習者の方に。経済記事は、専門用語などが出て来ますが、実はそれほど難しくはないのです。
ただし、これは中国語の単語学習というよりも、むしろ日本語で新聞の経済記事が読めるか、理解できるか、といったことのほうが先にくることです。
英語でもそうですけれど、日本語でそもそもの経済用語や基本的な経済システムに慣れていないと、外国語での経済記事はわからないでしょう。でも、日本の新聞で経済記事が理解できるのであれば、それほど難しくはないし、用語も表現もある程度決まったもので書かれますからすぐに読めるようになるでしょう。
今回の記事は、台湾では日本円のレートが今後どうなると予想しているのかが書かれています。
台湾人は、非常にこうした経済の動向には敏感です。というのは、台湾では日本のように公的年金制度はありません。多くの人は、資産があったらそれを各自がどう運用するか?を真剣に考える必要があります。なのでそこらにいるごくフツーのおじさん、おばさんでも株を売り買いし、また投資信託商品も熱心に研究していますし、また為替相場を観察して外貨預金を調整、タイムリーに売り買いしたりしています。
筆者の台湾にいる義理の父親も母親も、フツーにこうしたことはやっていて、朝から晩までパソコンで相場変動をチェックしています。
だいたいテレビをつければ、番組の下のフッターには株式市場や米ドルレート、日本円レートなどの値動きがタイムリーに表示されていたりします。
・・・これには、国際結婚してから筆者はその実態を見て「FXな台湾人」にはびっくり!
そういう国民性ですので、台湾メディアも金融市場の動きについては非常にこまめに取材をしており、海外からの日本経済の見通し情報としては、アメリカやイギリスなどからの英文記事とともに参考にはなるのです。
日銀が12月の金融政策決定会合でどのような方向性を出すのか?は、為替FXをやっている人が非常に多い台湾では、日本人以上に多くの人が注目していたりするわけです。
台湾から日本に旅行を考えている人たちにとっても、日本円のレートは気になるところ。
記事には日本旅行のために、今の局面では少しずつ換金することがおススメされていますけれど、これ、日本で「爆買い」を考える人はけっこうホントにそれをやります!若い人は特にそうです。
それだけレートには敏感なのが台湾人です。
なので、今後円高が進めば、当然インバウンドや「爆買い」にも影響は出てくるでしょう・・・。
しかし、筆者個人としてはもっと円が上がってくれたほうがありがたいですね。
そのほうが日本の生活物価の値上がりも少しは落ち着くでしょうし。
台湾に行くにせよ、今は日本円が安すぎて筆者は困っていますから。
台湾の金融関係者は、日本では来年、金融は引き締め政策に転換される、と大方が予測していますが、でもまだ再来週の日銀の金融政策会議次第ではあります。
再来週、日銀の動向がどうなるのかに注目ですね・・・。
<大意訳 全文>
(タイトル)
◎日本の通貨政策は転換?日本円は対ドル143円を一時突破 専門家が教える換金戦略
市場は日本の通貨政策が早急に転換されると予測しており、日本円の対ドルレートは8日、いったんは143円の大台を越えた。これにより台湾銀行の日本円の対台湾元現金換金レートは0.22元付近まできている。
市場は日本銀行が通貨政策転換のシグナルを出したと解釈、マイナス金利政策から手を引く準備に入った可能性があるとみて、日本円のレートは一気に上がり、日本円の対米ドル為替レートは7日木曜日の取引中、一気に141.7円まで高騰、4%近い急上昇で終値は144.12円だった。今日8日の取引が始まると、またいったんは143円を突破、4カ月以来の最高値を更新、現在143円を上回りつつ変動している。
日本銀行の植田総裁は7日に岸田文雄首相と会見、植田氏は来年の通貨政策コントロールはいっそう難しい局面となると発言、彼はまた日銀はいったん短期金利をマイナス圏から脱出させたうえで、日本銀行が掲げる金利目標はいくつかの選択肢があるとも発言。これらの発言が市場からは、すなわち日本の通貨政策が変わる潜在的な兆候と受け取られ、日本円の為替相場を大幅に押し上げた。
市場は日銀の通貨政策スタンスが転換されると予想、また国内の投資信託銀行が発行する長期先物(S&P 500のTTM、円ヘッジ指数に基づくETF)上場投資信託も歩調を合わせて大幅に値を上げたことから、今日8日の開始早々からETFは5パーセント以上大幅に値上がりし、正午12時までの段階で三万枚を越える爆発的な取引量となっている。
「ミスター円」榊原英資は、来年の今頃、日銀は緊縮財政を行っていると予測
「ミスター円」と呼ばれる榊原英資氏は、近頃公の場で、来年7月ごろから日本銀行は通貨引き締めに向かい、日本円はそれに伴い値上がりするだろう、と予測する発言をした。
彼の予測では、日本円の対米ドルレートは今年の年末には130円の大台に乗り、もし日銀が緊縮財政を加速するならば来年2024年秋には日本円の対米ドルレートは120円の大台に達する可能性もあるという。
日本銀行が12月18日から19日にかけて招集予定の今年最後となる金融政策決定会合(通貨会議)について、市場では日銀が12月の会合において政策の修正、たとえばイールドカーブコントロール政策の取り消しや、あるいはマイナス金利政策の解除を前倒しするのではないか、との予測に賭ける動きがますます強まっている。
シノパック・フィナンシャル・ホールディングスは7日に2024年投資展望説明会を開催、説明会の中でも来年2024年は日本円は確実に値上がりするとの認識を示した。主な要因としては日本銀行が来年下半期にマイナス金利政策を解除する動きがあり、来年は日本円のレートは四半期ごとに上がっていくことが予想され、来年の年末での予想は1米ドルに対し132円、来年の四半期ごとでの予想で見ると1米ドルに対しそれぞれ139円、137円、135円、132円とする。
富邦フィナンシャルホールディングスは経済見通しシンポジウムを開催、日本円についての今後の見通しについて、基本的な状況から仮定した場合、日本円の対米ドルレートは来年2024年には128円の水準まで戻す可能性があり、上半期は138円~150円の間で調整がなされるとの予想だが、下半期はこれが128~140円にまで(円高に)回復するだろうとの認識を示した。
台湾銀行の換金レートは「0.22」前半まで値上がり!専門家は換金戦略をアドバイス
最近の台湾銀行の現金換金レート表示板から見て取れる動向としては、今年11月初めの日本円の対台湾元レートは1日本円が0.2182元、11月23日ににはさらに0.2149元までいったが、12月7日にはすでに0.22台に戻っている。今日8日の日本円の対台湾元現金換金レートは約0.2217、台湾元1元で4.5日本円を交換できるということだ。そのため現在は10万台湾元で約45万1千以上の日本円が換金できるということで、これは少し前の「超お買い得」な状況からはだいぶうまみは少なくなってきている。
日本好きの人たちは安くはなくなる日本円をゲットできるか?今後の海外旅行で日本円が必要となる人たちはいったいどのように賢く換金すべきか?
外国為替のプロフェッショナルである李其展は、台湾のネット新聞メディア《信傳媒》で次のように発言している。最も必要なことは、「換金を分けて行う」という考え方だ。来年の春節前に日本に海外旅行を考えている人たちについては、もし現在日本円の現金を持っていないならば、現段階では5割くらいの現金を交換しておき、この先1~2か月の間に日本円がまた下がらないかを観察することをお勧めする。というのは、日本銀行が12月18日から19日に金利政策決議をするための会議を招集するので、今回もし日本銀行が金利を上げるならば日本円の対台湾元レートは上がることになる。だが少なくとも5割くらいまでが適切だ。もしその時、金利が上がらないならば、日本円は下落するから、また機を見てさらにお買い得なレートで買えばいい。そのようにすれば行き過ぎた為替レートの変動に影響されることを回避できる、と。
年明け以降、夏休みになってから日本への海外旅行を考えている人たちについては、李其展は次のようにアドバイスする。現段階では先に3割くらい現金で換金しておいていいのではなかろうか。残りは毎月小刻みに分けて円を買い、その間に日本円がまた下がらないかをよくよく観察する。ただし、もし単純に日本円に投資するというのであれば、李其展はおすすめはしないという。主な理由としては現在は利息が付かないうえに、日本銀行の利上げのプロセスは不透明なのでリスクがかなり高いからだという。
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原文引用・語彙注釈・大意訳
◆今回の出典先:台湾Yahoo!股市:葉佳華
2023年12月8日 週五 下午1:33
セクション1
◎日本貨幣政策將轉向?日圓一度升破143 專家教戰換匯策略
市場預期日本貨幣政策可能很快轉向,日圓兌美元8日一度升破143關卡,台銀日圓兌新台幣現鈔賣出價則來到0.22元附近。(圖片來源/信傳媒編輯部)
換匯策略Huàn huì cèlüè=為替戦略 兌Duì=換金 關卡Guānkǎ=水準 現鈔Xiàn chāo=現金
市場解讀日本央行(BOJ)釋出貨幣政策轉向訊號,可能為負利率政策退場做準備,帶動日圓匯價一度爆衝,日圓兌美元周四(7日)盤中一度狂升至141.7、飆升近4%,終場收在144.12;今(8)日開盤匯價又一度升破143,創下4個月以來新高,目前則在143價位之上震盪。
<語彙注釈>
日本央行Rìběn yāngháng=日本銀行 訊號Xùnhào=シグナル 負利率政策Fùlìlǜ zhèngcè=マイナス金利政策 爆衝Bào chōng=爆発的な駆け込み 狂升Kuáng shēng=急激な上昇 飆升Biāoshēng=急上昇 震盪Zhèndàng=揺れ動く
<大意訳>
(タイトル)
◎日本の通貨政策は転換?日本円は対ドル143円を一時突破 専門家が教える換金戦略
市場は日本の通貨政策が早急に転換されると予測しており、日本円の対ドルレートは8日、いったんは143円の大台を越えた。これにより台湾銀行の日本円の対台湾元現金換金レートは0.22元付近まできている。
市場は日本銀行が通貨政策転換のシグナルを出したと解釈、マイナス金利政策から手を引く準備に入った可能性があるとみて、日本円のレートは一気に上がり、日本円の対米ドル為替レートは7日木曜日の取引中、一気に141.7円まで高騰、4%近い急上昇で終値は144.12円だった。今日8日の取引が始まると、またいったんは143円を突破、4カ月以来の最高値を更新、現在143円を上回りつつ変動している。
セクション2
日本央行總裁植田Zhítián7日會見首相岸田文雄Àntián wénxióng,植田表示,明年貨幣政策管理會更加艱難,他也表示,一旦日銀將短期借貸成本拉出負值區域,日本央行在利率目標有數個選項。此番言論被市場解讀,這是日本貨幣政策有改變的潛在跡象,帶動日圓匯價強升。
市場預期日本央行貨幣政策立場將轉向,也帶動國內投信所發行的期元大S&P日圓正2 ETF(00706L)同步帶量大漲,今(8)日早盤該ETF一度漲破5%,截至上午12點,成交量已爆出超過3萬張。
<語彙注釈>
艱難Jiānnán=困難 短期借貸成本Duǎnqí jièdài chéngběn=短気借入コスト 拉出負值區域Lā chū fù zhí qūyù=マイナス圏から脱却 利率目標Lìlǜ mùbiāo=金利目標 此番言論Cǐ fān yánlùn=これらの発言 潛在跡象Qiánzài jīxiàng=潜在的な兆候
投信所Tóuxìn suǒ=投資信託銀行 期元大S&P日圓正2 ETF=長期先物S&P 500のTTM、円ヘッジ指数に基づく上場投資信託
<大意訳>
日本銀行の植田総裁は7日に岸田文雄首相と会見、植田氏は来年の通貨政策コントロールはいっそう難しい局面となると発言、彼はまた日銀はいったん短期金利をマイナス圏から脱出させたうえで、日本銀行が掲げる金利目標はいくつかの選択肢があるとも発言。これらの発言が市場からは、すなわち日本の通貨政策が変わる潜在的な兆候と受け取られ、日本円の為替相場を大幅に押し上げた。
市場は日銀の通貨政策スタンスが転換されると予想、また国内の投資信託銀行が発行する長期先物(S&P 500のTTM、円ヘッジ指数に基づくETF)上場投資信託も歩調を合わせて大幅に値を上げたことから、今日8日の開始早々からETFは5パーセント以上大幅に値上がりし、正午12時までの段階で三万枚を越える爆発的な取引量となっている。
セクション3
「日圓先生」榊原英資Sakakibara eisuke預估:明年這時候日本央行將走向緊縮
有「日圓先生」之稱的榊原英資近期也在公開場合表示,預估明年7月開始,日本央行就會走向貨幣緊縮,日圓也將升值。
他預測,日圓兌美元在今年底有可能會來到130大關,假設日本央行加速緊縮政策,明(2024)年秋天日圓兌美元甚至有可能達到120大關。
<語彙注釈>
日圓先生=ミスター円 緊縮Jǐnsuō=緊縮財政 大關Dà guān=大台
<大意訳>
「ミスター円」榊原英資は、来年の今頃、日銀は緊縮財政を行っていると予測
「ミスター円」と呼ばれる榊原英資氏は、近頃公の場で、来年7月ごろから日本銀行は通貨引き締めに向かい、日本円はそれに伴い値上がりするだろう、と予測する発言をした。
彼の予測では、日本円の対米ドルレートは今年の年末には130円の大台に乗り、もし日銀が緊縮財政を加速するならば来年2024年秋には日本円の対米ドルレートは120円の大台に達する可能性もあるという。
セクション4
由於日本央行將訂於12月18日至19日召開今年最後一次的金融政策決策會議(貨幣會議),市場上有越來越多押寶預期日本央行可能提前會在12月會議上進行修正政策,例如取消YCC殖利率曲線控制政策、又或是解除負利率政策。
永豐金控昨(7)日舉行2024年投資展望說明會,會中也認為,明(2024)年日圓勢必升值,主因在於日本央行在明年下半年有機會解除負利率政策,預估明年日圓匯價將逐季走強,明年底目標價看至132兌1美元,若以明年4季來看,逐季預估值分別為139、137、135、132元兌1美元。
富邦金控先前舉行財經趨勢論壇,對於日圓走勢的看法則認為,在基礎情境假設下,日圓兌美元明(2024)年有機會回到128元水準,其中上半年預估在138~150元區間整理,下半年則有望回升至128~140元。
<語彙注釈>
=イールドカーブコントロール政策 永豐金控Yǒng fēng jīn kòng=シノパック・フィナンシャル・ホールディングス 逐季走強Zhú jì zǒuqiáng=四半期ごとに強まる 富邦金控Fù bāng jīn kòng=富邦フィナンシャルホールディングス 情境假設Qíngjìng jiǎshè=状況の仮定
<大意訳>
日本銀行が12月18日から19日にかけて招集予定の今年最後となる金融政策決定会合(通貨会議)について、市場では日銀が12月の会合において政策の修正、たとえばイールドカーブコントロール政策の取り消しや、あるいはマイナス金利政策の解除を前倒しするのではないか、との予測に賭ける動きがますます強まっている。
シノパック・フィナンシャル・ホールディングスは7日に2024年投資展望説明会を開催、説明会の中でも来年2024年は日本円は確実に値上がりするとの認識を示した。主な要因としては日本銀行が来年下半期にマイナス金利政策を解除する動きがあり、来年は日本円のレートは四半期ごとに上がっていくことが予想され、来年の年末での予想は1米ドルに対し132円、来年の四半期ごとでの予想で見ると1米ドルに対しそれぞれ139円、137円、135円、132円とする。
富邦フィナンシャルホールディングスは経済見通しシンポジウムを開催、日本円についての今後の見通しについて、基本的な状況から仮定した場合、日本円の対米ドルレートは来年2024年には128円の水準まで戻す可能性があり、上半期は138円~150円の間で調整がなされるとの予想だが、下半期はこれが128~140円にまで(円高に)回復するだろうとの認識を示した。
セクション5
台銀匯價回到「0.22」字頭變貴了!專家教戰換匯策略
從近期台灣銀行的牌告現鈔賣出匯率趨勢可以發現,今年11月初日圓兌新台幣現金賣出價約0.2182,11月23日更一度來到0.2149,但12月7日已重回0.22字頭,今(8)日日圓兌新台幣現金賣出價約0.2217,等於新台幣1元可換4.5日圓左右;目前10萬台幣則大約可換到45萬1千餘日圓,比起先前的「甜甜價」少換了不少。
<語彙注釈>
字頭Zì tóu=(数字の)前半
<大意訳>
台湾銀行の換金レートは「0.22」前半まで値上がり!専門家は換金戦略をアドバイス
最近の台湾銀行の現金換金レート表示板から見て取れる動向としては、今年11月初めの日本円の対台湾元レートは1日本円が0.2182元、11月23日ににはさらに0.2149元までいったが、12月7日にはすでに0.22台に戻っている。今日8日の日本円の対台湾元現金換金レートは約0.2217、台湾元1元で4.5日本円を交換できるということだ。そのため現在は10万台湾元で約45万1千円以上の日本円が換金できるということで、これは少し前の「超お買い得」な状況からはだいぶうまみは少なくなってきている。
セクション6
哈日族是否沒有便宜日圓可撿了?針對後續出國旅遊有日幣需求的民眾又該如何聰明換匯?
外匯專家李其展Lǐqízhǎn向《信傳媒》表示,最主要就是採取「分批換匯」的概念,針對明(2024)年農曆年前打算赴日本出國旅遊的民眾,若目前日圓現鈔仍是空手,建議現階段可以先換5成左右的現鈔部位,再觀察看看未來一至兩個月日幣是否可能回跌,原因在於,日本央行利率決議將在12月18日至19日召開,屆時若日本央行真的升息,日圓兌新台幣會變貴,但至少已經先換好5成;若到時沒升息,日幣回貶,也有機會買到更便宜的匯價,可避免過度的匯率波動。
若是年後、預計暑假才赴日本出國旅遊的民眾,李其展則建議,現階段不妨先換3成左右的現鈔部位,其餘可以每月分批買進,觀察看看這段時間日幣是否有回貶。但若是單純投資日幣,李其展則相對不建議,主要是目前仍沒有利息、再加上不確定日本央行的升息腳步,風險性相對高。
<語彙注釈>
哈日族Hārì zú=台湾で日本好きの人のことを呼ぶ呼称 撿Jiǎn=選ぶ 信傳媒Xìn chuánméi=CredereMedia台湾の新聞ネットメディア 分批換匯Fēn pī huàn huì=分割換金 回跌Huídiē=値下がりする 回貶Huí biǎn=値が下がる 不妨Bùfáng=したらどうか 單純Dānchún=単純に
<大意訳>
日本好きの人たちは安くはなくなる日本円をゲットできるか?今後の海外旅行で日本円が必要となる人たちはいったいどのように賢く換金すべきか?
外国為替のプロフェッショナルである李其展は、台湾のネット新聞メディア《信傳媒》で次のように発言している。最も必要なことは、「換金を分けて行う」という考え方だ。来年の春節前に日本に海外旅行を考えている人たちについては、もし現在日本円の現金を持っていないならば、現段階では5割くらいの現金を交換しておき、この先1~2か月の間に日本円がまた下がらないかを観察することをお勧めする。というのは、日本銀行が12月18日から19日に金利政策決議をするための会議を招集するので、今回もし日本銀行が金利を上げるならば日本円の対台湾元レートは上がることになる。だが少なくとも5割くらいまでが適切だ。もしその時、金利が上がらないならば、日本円は下落するから、また機を見てさらにお買い得なレートで買えばいい。そのようにすれば行き過ぎた為替レートの変動に影響されることを回避できる、と。
年明け以降、夏休みになってから日本への海外旅行を考えている人たちについては、李其展は次のようにアドバイスする。現段階では先に3割くらい現金で換金しておいていいのではなかろうか。残りは毎月小刻みに分けて円を買い、その間に日本円がまた下がらないかをよくよく観察する。ただし、もし単純に日本円に投資するというのであれば、李其展はおすすめはしないという。主な理由としては現在は利息が付かないうえに、日本銀行の利上げのプロセスは不透明なのでリスクがかなり高いからだという。
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